ふと魔界釣具屋さんに立ち寄った際、ショーケースに並んでいるこのベイトリールを見かけて「なんじゃこりゃあああ?!」と内心ビビビッと衝撃を受けました。
全然知らんし、調べてみてもインプレがほとんどないし。
でもどうやらアブガルシアのフラッグシップ機みたいでした。
レボ LX992Z
アルミフレームの高い剛性とパワーを備え、「ベイトフィネス」と「バーサタイル」を併せ持つ、レボシリーズの小型ベイトリールです。
ゴールドのシャロ―スプールとマットブラックボディ、差し色にアブガルシアカラーのレッドが入ったベイトフィネスリールで、見た目がまず最高に格好いい!!
アブガルシアのレボシリーズの中でもハイエンドな位置付けがされたベイトフィネスリールで、こちらの記事によると、コロナの影響で発売が危ぶまれた時期もあるようです。ほほう。
アメリカに本社を置くピュア・フィッシング(アブガルシアの親会社)が、ジャパンスペシャルモデルとしてLX992Zの開発を進めていたものの、コロナの影響でニッチな日本仕様であるLX992Zの開発を凍結し、グローバル仕様の製品開発を優先した形となったとか。
幸いなことに開発が再び始まり、こうして日本市場に登場することになったわけですが。
アブガルシアのリールってチューニングすること前提で販売されているイメージあって、良く言えば自分色に染めることできるんだけれど、リールをいじることに慣れていない人には手を出すのがなかなかハードル高くて、このリールは使い勝手どうなんかなぁと。
そしたら、このモデルはバスプロの今江克隆さん監修でカスタマイズされたチューンドマシンだということが分かりました。
ソルトアングラーの私でさえ聞いたことのある、イマカツという名前で釣具の販売をされている方です。
チューンドマシンということは、スバルでいうSTI仕様とか、BMWでいうMモデルとか、そういうイメージなんかなぁと勝手に想像。
そんなLX992Zの仕様はというと。
自重:160g
ライン巻取:83㎝ ←フィネス機でこの巻取長はすごい。
最大ドラグ:7㎏ ←マジか!?
デュラメタルフレーム
アルミニウム製のフレームは強度を落とさずに軽量化にポイントを絞りながら極限の設計。
リトリーブにおける安定感、タフユースを考慮した素材設定。
C6サイドプレート
独自の新素材C6カーボンは、カーボン繊維で強化されたエンジニアリングプラスチックであり、
その剛性はマグネシウムに匹敵する。
この材料の採用により、強度と耐久性を犠牲にすることなく大幅な軽量化を実現。
ゼロブレーキシステム
マグネットのポケットを3mm厚用5個、1.5mm厚用を5個備える
キャスティングからピッチングまでスムースに移行できるベイトリール。
ゼロブレーキシステムの根幹にある理念はそういったレンジの広さ、言いかえれば万能さだと言える。
LX992Zの基本マグブレーキは黄色の矢印が示す「0ポジション」で2.3gアベラバ&アンクルゴビー、
7~8ポンドフロロ55回転巻き標準でピッチングとキャスティングがストレスなく
同時に両立するセッティングとなっている。
ソフトコーティングBFCライトフィネスノブ
ハンドルノブは、中空構造で徹底した軽量化を実現。
握りやすいフォルムと最適な表面加工を採用。
カーボンスタードラグ
軽量化に欠かせないのがカーボン化。ハンドルアームと同様に
スターホイールもカーボン製にすることにより、軽量化に貢献している。
90mmクランクデュラカーボンハンドル
高弾性のカーボン素材を積層構成することにより、高強度でかつ軽量化と感度向上に貢献。
長さは90mmを採用した。
セラミックスーパーフリー
HPCR-BB耐久性の高いセラミックボールを使用。また、ボールベアリングの小型化は抵抗を減らす手段だが、対荷重に対して弱くなる。
アブガルシアではベアリングのボール軌道溝の設計を見直し、従来のサイズで回転抵抗の低いボールベアリングの開発に成功した。
低弾道のピッチングや遠投性能が向上した。
デュラクラッチ
作動部を徹底的に見直し、切り易く、耐久性能のアップした
クラッチ構造となった。
クリック機構付きカーボンマトリックドラグ
アブ・ガルシア独自のカーボンマトリックスドラグワッシャーの採用により、広いレンジで滑らかなパフォーマンスを維持しつつより高いドラグ力をかけることが可能。
クリッカーを導入することにより、ドラグから引き出されたスピードを把握し、ラインブレイクを意識しながらやり取りが可能となる。
ルアーキーパー
小場所の移動に役立つルアーキーパーを装備。
突起部に爪を掛けて引き出すことが可能。
同時に半月状の穴にラインを通して収納すると、ラインキーパーの機能として 収納時に役立つ
Salt Shield TM ピニオンベアリング
撥水コートを内部外部全体に施した新開発ボールベアリングを採用することにより、回転異音の原因となる塩ガミ現象を激減。
回転フィール・耐久性を大幅に向上させることに成功しました。両軸リールでは最も塩の結晶の残りやすい、ピニオンギア部に採用した。
以上、13の特徴についてアブガルシアの公式サイトから引用させてもらいました。
あ
スプール径33mmという、一般的なベイトフィネス機に多い32mmよりやや大型のスプールになっています。手持ちのカルコンBFSとの違いがまず気になるところ。より大型径で、スプールとレベルワインドに距離のあるロングノーズでライン放出に優れるLX992Zのほうが遠投性で有利かもしれないですね。
同じ33mm径のカルコンDC101HGとの投げ比べもしてみたいです。
パーミング性については、実際にロッドに付けてみないと分かりませんが、
しっかり握り込めます。ロックフィッシュゲームでのファイトが楽しみです。
(てか買っとるんかーーーい!!)