20カルカッタコンクエストDC
この巻き心地とキャスト性能に恍惚とします。
大潮の満潮から下げ潮に動き始めた深夜。
常夜灯の明るい港内では、サビキ釣りやアジングに興じる人がちらほらと見えました。
雨が降ったわけでもないけれど、めちゃくちゃに濁り潮。
魚を釣るにはかなり厳しい状況で、エサ釣り師もノーフィッシュの様子。
まぁまぁ、ルアーキャストを楽しんでいきましょう。
今回の相棒
ロッド フィッシュマン ビームス クローラ9.2L+
リール シマノ 20カルカッタコンクエスト101HG
クローラ9.2L+は、細くしなやかで非常によく曲がるLクラスのティップながら強く押し出しのできる芯を持ち、下限8gから推奨上限40g、可能上限は50gにも及ぶ強さを併せ持つロッドです。
フィネスリールに合わせて軽量プラグメインで使うも良し、遠投リールに合わせてヘビー級ルアーで使うも良しのロッドですが、カルカッタコンクエストDCの100番と組み合わせるとドンピシャ。
スプール径33mmを搭載し、DCリールの中でも最も軽量ルアーに対する対応力の高いカルカッタコンクエストDC100/101。高いボディ剛性も備え、クローラ9.2L+の持つ幅広いキャストウェイトに応えることのできるリールだと思います(ヘビー級ルアーメインならDC200/201、バーサタイルに使うなら100/101という感じ)。
仕掛けは14gの中通しシンカー。ジャングルジムのビーンズシンカーを使います。
フックはオーナーのリグフックチヌ。丈夫なチヌ針に、ラージアイとワームキーパーが付いた便利なフックでお気に入りです。
どのワームを使おうかなぁと考える時間も楽しいです。
まずは空気抵抗の大きめなクロー系のワームを使ってみます。
湾奧の船下をピッチング。14gのシンカーを使っているので、問題なく「ミィーーーーン」と音を立てて制御しながらワームが低弾道に飛行していきます。
カルコンDC 100/101なら、5g台でも問題なくピッチングできちゃいます。
ひとしきりピッチングで楽しんだら港の外側、河川と海の合わさる外海側でキャスティング。
障害物の無い開けた場所なので思いっきり振り抜きますが、これがとても気持ち良い。
穂先に荷重をかけてしならせることを意識しながらキャスティング。ブレーキは快適性を重視した3番。
ミィーーーーンというDC音を頼りに着水のタイミングを計りサミング。
たぶん着水サミングが多少ずれても、ブレーキ3番なら問題ないでしょう。
夜間釣行の機会も多いのでDCリールの快適性能は本当に助かります。
ワームをカーリーテール系にチェンジ。
巻き感気持ち良い。
またワームをチェンジ。
巻いて止めて、巻いて止めて。リフト&フォールしたり。シンカーの浮き沈みを感じながらワームを操作します。
キャスティングするのも楽しいし、巻いているのも楽しい。
クローラとカルコンDC101が絶妙にマッチしてて、いつまでも投げていたくなります。
ローリングベイトを投げたり。
リップレスのフローティングミノーを投げたり。
夢中になってキャスティングしていたら、いつの間にか2時間経っていました。やべー。めっちゃ楽しいww
5~30gくらいまでの近・中距離の釣りならこのリール一つでこなせてしまう。頼もしいリールです。合わせるロッドは柔らかめのライト寄りなシーバスロッドがちょうど良いと思います。