広島でうどんと和菓子の販売を手掛けるこちらのお店が、6月10日を記念日登録しているらしい。
(出典:株式会社ちから)
同じ中国地方で鳥取出身のべらおはま~~~ったく知らんかったけれど、どうやら広島ではわりと日常的な食文化らしい。
ならばその食文化、体験してみようではないか。
あ
用意した和菓子は「あずき餅」「薄皮まんじゅう」「串だんご」のあんこ英雄3傑だ。
どれも単品で食べても満足度の高い和菓子の代表作を一皿に集結させ、さらにあったかうどんも食べる。
白物ばかり揃った。
広島の食文化と聞くが、こういう組み合わせで一緒に食べるもので一番先に思い浮かべたのは、「香川県のあんこ餅お雑煮」である。
白味噌のお吸い物の中に、あんこのお餅をいれた雑煮。
正月にお義父さんが作ってくれて、それはなかなか美味しかったのを覚えている。
塩味と甘味のバランスが良いのだ。
広く一般的に知られるお雑煮のような、お吸い物の塩気だけで食べる餅はどうにも食べにくい。餅に相性良いのは甘いものと、自分の頭の中で出来上がってしまっている。
そんな回想をしていたら自然とこうなった。
絶対にお店で出ているのとは違うやつーーー!!!
実際にこの記念日を作ったちからというお店では、うどんと和菓子がセットで注文されたとき、先に提供できる和菓子をお客さんに出し、食べている途中でうどんが来たらそちらを食べ、最後にまた和菓子に戻る。そういうスタイルのようだ。
決して一つの丼の中にうどんと和菓子がシェアハウスしているわけではない。
しかし食べるとなかなかどうしてイケるもんだ。
ほどよく温まり柔らかくなった和菓子にうどん出汁の塩味がついて、あんこの甘みを上手に引き出している。旨いぞ。違和感が仕事しない。
これがどら焼きとかわらび餅とか水ようかんとかだったらまた違う感想を言っていたかもしてない。
人選ならぬ菓子選の采配が功したのかもしれない。
旨い。存外に旨い。予想を超えて旨い。
これはうどんトッピングの激戦区に、新しい世界の扉が開けた気がする。
次も同じように食べるかって?
和菓子は和菓子として単体で食べたほうが良いに決まっている。