この日、メバルやベラとキャッキャウフフと戯れたべらおが
最後にお持ち帰りした彼女たちの名前は
アナゴちゃん ×2
長身でスラっとしている立たずまいはスーパーモデルのよう。
それでいて触れるとぶりんと震える豊満ボディは発育の良さをうかがわせる。
いいのかい? 俺なんかに食べられて、本当にいいのかい?
・・・
返事は無い。ただの屍のようだ。
(締めて血抜きをした)
というわけで、
いただきます。
つぶらな瞳が可愛い。
よく見ると身体の横を走る白い側線と背びれの間に、ぽつぽつと点がある。
マアナゴさまでしたか。
クロアナゴよりも美味なのが嬉しい。
このままだとぬめりが強くてさばくのが大変なため、お湯をかけてぬめりを取ります。
だばだばだばーとお湯をかけると、ぬめりが白く浮き上がるので、タワシでごしごし。
さて、ではさばくよ。
マアナゴの胃袋から魚の残骸がゴロンと。鱗とか色合いからしてセイゴ(スズキの子)だろうと推測。
生きたまま捕食したのか、死肉を喰らったのか。
このマアナゴを釣り上げた友人がサバの切り身を餌に使っていたのはベストマッチだったのかもしれない。
そんなことを考えながらアナゴさばき完了。
あ
写真上が出刃包丁によるもの。尻尾にいくにつれ身がぼろぼろ・・・まだまだ修行が足りませぬ。
写真下はハサミによるもの。こっちのほうが確実にキレイに仕上がる。包丁は全く使ってない。
とてもぶりんぶりんな身は触っていると心地いい。よく肥えているが、大きくなりすぎると味はどうだろうかと一抹の不安もある。
とりあえず天ぷらの準備にかかる。
一緒に揚げる野菜には舞茸と大葉を用意。この2つも天ぷらで食べると最高に美味いやつだ。
アナゴの切り身の量がすごいことになっているが気にしてはいけない。
揚げているときの香りに誘われ、思わず「瀧自慢」を開けてしまった。
伊勢志摩サミットで乾杯酒として振舞われた、爽やかなさらりと飲みやすいお酒。
ほかほかふわふわで噛むほどに旨い脂が広がるアナゴの天ぷらとの相性は抜群。
ごちそうさまでした。
<<<アナゴを持って帰ることになった前回釣行はこちら。
www.berao-setouchi-fishing.com
一晩で食べきれなかったため、翌日は醤油とみりんを合わせて煮詰めたタレに絡ませ、丼で頂きました。口の中が幸せすぎる。