冬から春にかけて旬を迎える「ワカサギ」。
筆者はまだワカサギ釣りの経験はありませんが、新鮮なものが手に入ると嬉しくなり、サクッと揚げ物にして日本酒の肴に・・・なんて妄想をしつつ料理の準備を始めるのですが、その反面、食べた時に感じる「独特の苦味」が気になったことはありませんか?
実は、ある一手間を加えるだけで、ワカサギは驚くほど上品で甘みのある白身魚に変わります。

ワカサギを食べたときに苦味を感じる主な原因は「フン」にあるわけですが、子どもにもなるべくウケの良い料理にしたいので、このフンをなるべく簡単に除去して調理していきます。
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今回は、旬を迎えて抱卵している箇所を守りつつ苦味だけを完全攻略する「フン抜き」のテクニックと、少量の油でサクサクに仕上がる唐揚げレシピをご紹介します。

キラキラに輝く美しい魚体。
ワカサギは丸ごと食べられるのが魅力ですが、「フン」を取り除くことで雑味が消え、本来持つ白身の美味しさが際立ちます。
少量の油で手軽に作れる、春を待つ時期にぴったりの一品です。
【材料】
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ワカサギ(旬のもの)
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塩・コショウ(下味用)
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片栗粉(衣用)
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揚げ油(フライパンの底から1〜2cm程度でOK)
【美味しく作る手順】
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丁寧に洗う ボウルにワカサギを入れ、崩れないよう優しく水洗いして汚れを落とします。
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【最重要】フンを取り出す ここが美味しさの決め手! 排泄口付近を指の腹で優しく押し、出てきたフンをキッチンペーパーでそっと引っ張り出します。
Point: お腹を割かないので、貴重な卵(抱卵個体)を傷つけずに、苦味の原因だけを取り除けます。
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水気を徹底的に取る キッチンペーパーで一匹ずつしっかりと水分を拭き取ります。水分が多いと、油跳ねの原因になります。
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下味と衣付け 塩コショウを振り、片栗粉を全体に薄くまぶします。
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180度で揚げ焼き フライパンに少量の油を熱し、180度で揚げ焼きにします。少ない油でも、片栗粉の衣なら十分にサクサクの食感に仕上がります。

お尻から軽く押し出してやれば出てくるフンをキッチンペーパーで摘まむと、にゅるんと出てきます。これが苦味の原因!

キッチンペーパーで水気を拭きつつ、フンをこき出していきます。お腹の卵まで出してしまわないように。

塩コショウと片栗粉をまぶします。カレー粉とか違う風味を足しても尚良し。

さっと揚げ焼きにしてしまえば、旬のワカサギを使った唐揚げの完成。
楽しみ方

揚げたてをそのまま食べれば、上品な白身の香りが口いっぱいに広がります。
お好みでレモンを絞ったり、少しのカレー粉を混ぜても美味しいですよ。
手間をかけた分、一口食べた瞬間の「雑味のなさ」に驚くはずです。ぜひ試してみてくださいね。