装飾の薄い従来のディアスローとは趣の異なる、スペシャリティな意匠が施されたベイトフィネスロッド。
手元に届いて何度か試し投げはしてたんだけれど、今回ようやく実釣に持ち込むことができた。
ロッドの詳細はこちら。
ロッドスペック
メーカー:G-TEC
名称:XrosSensitive XSC-59ST-PRO Dear Slow 柴翠
全長:5.9フィート
自重:38.5g
テーパー:スロー
ルアーウェイト:0.1~10g
軽さが正義とは思っていないけれど、ロッド自重38.5gは驚異的。
ルアーウェイトの幅もすんごい。試投した印象だと、ルアー5gを上回るとキャストするには曲がりすぎる感じ。
リールシートはスケルトンシートと言われるもの。
最低限のリール保持を追求したスタイルで、慣れるまでは握りにくいキャストしにくい。。。という印象をもってしまう。
ぐぃぃぃっとバット部まで曲がり込むスローテーパーが、魚との駆け引きを一層際立たせてくれる。
宇和海での実釣。
相棒
リール:シマノ 16アルデバランBFS
(スプールをアベイル製の浅溝仕様に換装)
干潮後の上げのタイミングで釣り座に入り、潮流が速いうちは仕掛けが馴染まずアタリが遠かったものの、潮が落ち着いてくるとフッキング回数が伸びていった。
ロッドはさすがの感度。速い潮流の中でも小さなついばむアタリを感じ取り、根魚の吸い込むアタリには素早くフッキング。
魚を掛けてからは大きく曲がるテーパーが駆け引きを盛り上げ、釣りを楽しむという行為を分かりやすく演出してくれる。
リールは絶対にドラグ音ありのものでないといけない。この曲がり調子と魚の引きに対するドラグ音がベイトフィネスを一層面白くさせてくれる。
仕掛けはガン玉の2gを使用。
フックはオーナーのS-59の返しを潰したバーブレス。
抱卵個体がまだ多くヒットするため、手早くリリース可能なバーブレス仕様がライトロックフィッシュゲームで役立つ。
以下、釣果を一部掲載。
あ
釣行場所の港付近に住む地元の方と一緒にライトゲームに興じ、その彼は表層を回遊するアジを見事に釣っていた。ベイトフィネスの釣りを見るのは初めてということなので、このロッドの面白さとベイトタックルの魅力をかなり長く語ってしまった。
4月の半ばになろうという時期だが冷え込む夜に、温かいコーンスープ入りのカップを提供してくれた彼との一期一会の出会いに感謝したい。