台湾産のパイナップル「ゴールドパイナップル」を食べてみました。
日本に流通しているパイナップルの多くはフィリピン産のようですが、フルーツ大国の台湾でも美味しいパイナップルが生産されています。
台湾産パイナップルがとても甘くて美味しいのは、台湾旅行へ行ってきたので身をもって知っています。
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しかし、なかなか台湾産を日本のスーパーで見かけることが少ないのも事実。
なぜあまり見かけないのかというと、台湾から輸出されるパイナップルのほとんどが中国で消費されていたから。
昨今は台湾と中国の関係が悪化し、中国が経済制裁の一環として台湾産に輸入規制を掛けていることから窮地に陥ってしまった台湾に対して、その一助として日本への販路拡大が広がりつつあります。
台湾産のパイナップルは甘くて美味しいし、芯まで食べられる特徴もあります。
スーパーでもっと手軽に手に入るようになれば嬉しいかぎりです。
パイナップルが入っていた外箱。
パイナップル = 鳳梨 と書くんですね。
トゲトゲした体表がぱんぱんに膨れて、俺は実が詰まっているぞ!と言わんばかりの雰囲気を醸し出しています。
ほのかに甘い香りを出しているのも期待値が上がります。絶対美味いやつやん。
まずは頭の部分、ヘタからちょい下を切り落とします。
続いてオシリ側も切り落とします。
切り落とした断面をまな板に置くことで、次に包丁の刃を入れる際に安定させることができます。
ここから半分に切り分け――
更に半分の半分に切り分け――
8等分に切り分けます。
あ
従来のパイナップルならここから芯を切る作業も必要となりますが、台湾パイナップルは芯ごと食べられるので次は皮と実に分けます。
刃先を入れてスススーっと切ります。
最初の作業で8等分に切り分けておいたのは、この皮と実を切り分ける作業が楽になるからです。
皮を捨てて実の部分を食べやすい大きさにさくっと切れば完成。
ひとつの台湾パイナップルからこれだけの可食部が取れました。大人5人分くらいはあるかも。
いますぐ食べないパイナップルは、茎を実の近くの箇所まで切り落とし、新聞にくるりと包みます。
そして冷蔵庫の野菜室に入れたらオーケー。茎側を下に向けることで、甘みを実の全体に行き渡らせることもできます。
基本的にパイナップルは完熟状態で出荷されているので、自宅で放っておくことで追熟させるということは無いです。ささっと食べきるか、冷凍してしまうのがいいです。
ちなみにパイナップルにはタンパク質を分解する酵素が含まれており、その果汁で肉を柔らかくしたり、その成分を合わせることでオーガニックに仕上げた洗剤などが売られていたりします。
なのでパイナップルを食べ続けていると舌の表面がパイナップル酵素の働きでピリピリと地味に痛くなることがあります。
この酵素は熱に弱いので、加熱してしまえば舌が痛くなることも無くなります。
レンチンで温めてしまえばOK
このまま温かい状態で食べるもよし。冷やして食べるもよし。
さて、残りはどう食べるか・・・・・・笑