春の陽気を感じた先週から打って変わり、寒の戻りを感じる日。
夜間の気温がまさかの6℃という冷え込みの中、着てくる服装を軽装にしてしまったことを後悔しながらロックフィッシュゲームに挑戦。
今回の相棒
ロッド ツララ ハーモニクス コローナ89MSC-HX
使いたくて恋焦がれていたこのロッド。新品じゃとても買えないお値段。市場に出る球数が少なすぎて待ちつつ続けること2年。やっと極上美品の中古が回ってきたので入手。
その使い心地やいかに。
ロッドスペック
長さ 8.9フィート
自重 227g
PE MAX 2.5号
ルアーウェイト 6~32g
ときには56gのルアーも扱えるツララのシーバスロッドです。
特徴的なのはガイド数。その数なんと18個。
同じレングスのベイトロッドの倍はあるうえに一つひとつのガイド径が小さいその設計は、
小口径ガイドを多数並べるストローセッティング
と呼ばれています。
詳しくはこちらの説明で。
マイクロガイドを多連掛けするPE専用設計のシーバスロッド。
正直なところ、ショックリーダーを4~5ヒロとってキャスティングする使い方をしているので、これだけ多くのガイドが小口径で並んでいると結び目にガイドが干渉して不快なんじゃないの?と思ってしまう。
でもどうしても使ってみたい不思議な魅力を持っています。
YouTubeで検索しても、こちらの動画以外に使っている様子の分かるものが無いほど情報量不足なんですけどね。
いずれは動画のようにウェーディングシーバスにもチャレンジするとして、今回はこのロッドで他にお勧めされている用途である、ロックフィッシュゲームに挑戦です。
そして合わせるリールはこちら。
ダイワ 22ジリオンTWHD
使用するリグが10g程度の軽量なものをメインにするので、標準装備のMAG-Zブーストスプールでは快適ではないかと思い、替えスプールに換装。
組み合わせるのはSVブーストスプール。
PE0.8号150m+ショックリーダー4号4ヒロ。
ひとまず様子見で使ってみたのは、シマノのネガカリノタテ10g
これに虫エサ(青虫)を付けてキャスティング。
底に当たる感覚がしっかり伝わる感度と、根掛かりしそうになったときに外すことのできる張りの効いたティップ。
底物を狙うのにも適したロッドであることを確信するのに、そう時間はかからない。
ネガカリノタテに付いているフックでは少し大きく、フッキングがいまいち乗り切らないのでチェンジ。
中通しのオモリ7gにオーナー針のマルチオフセット6番。いわゆるビフテキリグ。
フックはバス釣りコーナーに置いてあるオフセットフックだけど、サイズ感が小型のロックフィッシュを狙うのに丁度いいので好んで使っています。
返しを潰してバーブレス仕様にしておくことで、小型や抱卵などでリリースする個体がいても手早く、ダメージも少なく海に戻すことができます。
リグをこれに変えて1投目。
コローナ89のファーストフィッシュは15㎝ほどのカサゴ。
この釣り場ではまだ大きな個体が狙えるし、15㎝ほどならリリース。
2匹目のカサゴ。こちらもリリース。
やっぱり虫エサは強い。強すぎる。
マグネットブレーキは余裕をもって8の位置。
もっとブレーキを弱めることもできるし、バックラッシュして再起不能になったときに備えてカルコンDC101HGも持って来ていたけど、SVブーストスプールをとにかく使い続けたいのでブレーキは気持ち強め設定。
カサゴ3匹目。
4匹目。
5匹目。
6匹目。
7匹目。カサゴはこういう撮り方が一番かっこよく見えると思う。
8匹目。
このくらいでっぷりした体高になると、小気味いい引きが楽しめる。
9匹目。
10匹目。
11匹目。
ズシンと重たい引きの個体。コローナ89が良型カサゴのパワーを受け止めて一瞬で浮かせてしまう。リールを巻かなくても、ロッドの復元力だけでカサゴを瞬殺。
アオリイカが足元を浮遊していたのでエギ(2.5号)をキャストしてみたけど、エギのしゃくりも余裕でこなせる。
当初懸念していた、多連掛けされた小口径ガイドと結束部の干渉。
これは全くの杞憂に終わった。
引っ掛かる感触は全くなく、むしろ糸抜けは非常に良い。
これがストローセッティングのガイド設計か・・・とプチ感動。
あ
少しだけエリアを移動して12匹目。
ビフテキリグから、スローフォールで落ちるブラー12g+虫エサの組み合わせに変更。
13匹目。
ヒットパターンとしては、着水から着底後、スローに巻いているとヒットするという流れ。
もぞもぞとアタリがあっても、急いでフッキングすると浅いため乗り切らないことが多く、ロッドを送り込むようにツーテンポくらい遅らせてからフッキングするとうまくいく。
虫エサを使う場合は早合わせ厳禁。
14匹目。
15匹目。
ロッドがどれだけベントカーブを描いているのか写真に撮りたかったけど、またたく間にカサゴが浮いてしまいロッドが曲がっている時間が短いことと、バーブレスフックのため浮いてきたカサゴをテンションの緩い状態のままにしたくなかったことから撮影は出来ず。
16匹目。
上あごの薄皮一枚に掛かっていただけのギリギリを釣り上げることができた1匹。
17匹目。
でっぷり太った良型ばかりが釣れて本当に楽しい。
18匹目。
19匹目。
24㎝にまずか届かない。でも厚身で引き抵抗は抜群に強い。
20匹目。
21匹目。
夜明けが近づいてきたけど、まだまだ釣れる様子。
カサゴの力強い引きは何度掛けても楽しい。意外と15㎝ほどの小型でも驚くほどのパワーをみせてくれる。
22匹目。
本釣行で一番の引きを楽しませてくれた個体。コローナ89だと瞬殺だったけど。
この凶悪な顔つきがたまんないねぇー。
23匹目。
24匹目。
やたら赤が鮮やかな美しい個体。
25匹目。
26匹目。
27匹目。
28匹目。
29匹目。
ここで初めて違う魚がきた! 白メバル!!
20㎝クラスの綺麗なメバルでした。
30匹目にして最後のカサゴ。これもまたでっぷり最高な引きを楽しませてくれた。
夜が明けると完全にアタリが無くなってしまったので納竿。
カサゴ祭りのロックフィッシュゲームとなりました。
コローナ89の今後の活躍にも期待です。