精肉店の前を通った際、何気なく目についたお品書きにおへぇぇぇ!?と声出して驚きました。
なにせ「ワニのタン(舌)」なるものがおいてあったんですから。
立ち止まった私に対してお店の人が「美味しいですよ」と笑って薦めてくれた。美味しくないものが売られていても困るけど。
そういえばカエル(両生類)は食べたことあっても、は虫類であるワニは食べたことないなぁ。
店主から調理の仕方やその味についてアレコレ聞いているうちに、自然と購入してしまった。100g250円くらい。牛タンと比べるとまぁ安いほうか。
しかし買ってからこんなことを考えるのもどうかと思うが、奥さんには何と説明しようか・・・うーーーん。
ワニの肉には以前から興味がありました。
Amazonでワニの腕肉が置いてあるの見たことがあって。
ワニの腕肉の場合100g1,000円とかの世界なのでちょっとそれ買うくらいなら普通に旨い牛肉買うよ、とその購入を見送っていたわけですが。
なんとなく味の想像つくし。
だけどワニの舌って・・・
旨そうじゃん。
精肉店の人からは〇〇の味に似ていると聞いていたので、その意外性も楽しみで買ってみましたのでご紹介。
実物はこちら。
冷凍されていたそれは、ワニのゴツゴツしたワイルドな見た目とは裏腹に綺麗な白みおびた肉でした。
どっちが表側なのか分かんないけれど、片面は薄くピンクかかっていて、もう片方は脂状の白い表面。牛タンみたいに赤くないんだねぇ。
解凍して取り出してみる。知らない人がみたら、ただの鶏肉っぽい。ワニの舌と知っていると、先端の丸くなっている部分が舌先のように見えなくもない。
変な匂いというか臭みが全然なく、実に綺麗なお肉です。
切り分けてみると、白い脂身?の部分が多くを占めていて、包丁の刃にもうっすらと白い脂がついていたり。
お店の人からは、味付けはシンプルな塩コショウが良いとすすめられていたので、それに従ってみることに。
そして完成したのがこちら。
あ
見た目は豚トロっぽい!!!!
加熱しても変な匂いはなく、ワニと言われなきゃ普通に豚肉と間違えてしまいそう。
食べてみた感想も豚トロそのもの。脂身が甘くて、塩コショウとの相性は抜群。これはポン酢で食べても抜群に旨いやつだ。お店の人からも味は豚トロみたいだと言われていた。
ゲテモノ感は全く無く、正直にワニの舌だと伝えた奥さんにも(最初はとても警戒されたけど)美味しいと感じてもらえました。
なかなか目にすることのない一品ですが、もし売っているのを見かけたのなら試してみる価値ありのお肉でした。