午後から出勤だったので、さくっと早朝の試し投げ。仕事が年度末の多忙を極めていたので、快晴の大海原で思いっきりルアーを投げて、気分をリフレッシュしていきます。
前回の磯ヒラロッド回で、コローナ105とカルコン301の組み合わせが個人的にイマイチだったので、組み合わせを変えてさまざまなルアーを投げてみます。
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カルコン301のスプール径43mmを活かしきるには、コローナ105ではやや力不足でした。
もう少し小さめのスプール径のほうが相性良いのではないかと思い、ジリオンTWHDを合わせてみました。
今回の相棒
ロッド ツララ ハーモニクス コローナ 105 MSC-HX
リール ダイワ ジリオンTWHD 1520 XHL
ジリオンTWHDは、スプール径36mm、アルミで強化されたタフコンセプトのベイトリールです。
高強度のG1ジュラルミンスプールで、PEラインが2号230メートル巻けます。
ジリオンTWHDに標準搭載の1520スプールのマグブレーキタイプはマグフォース。
遠投力に優れるマグフォースZに対して、安定したブレーキのかかりが特徴的です。
ちなみにこの日は完全に無風。上げ潮に差し掛かるところで、潮流はかなり速い状況です。
まずはメタルジグを投げてみます。コローナ105で一番おいしいキャストウェイトどころの30グラム、ナッツジグから。
ブレーキは4が安定してキャスティングできる位置です。
36mm径はキャスティングの後半でも急激な失速感が少ない印象です。
続いて、ブラーの28g。空気抵抗の生じるワームを足してキャスティングしてみます。
こちらでもブレーキ4が快適なブレーキ位置でした。ブレーキ設定をいじることなく、30gのメタルジグと変わらず投げることが可能なのは楽ですね。
メタルジグ40gの場合でも、ブレーキ4が最適な印象。3に落すと、ルアーの飛行途中にラインが浮き上がることもややあったので、サミングが必要なときもありました。安全にキャスティングするならブレーキ4です。
潮流の下手側から流れの抵抗を受けながらルアーを巻き上げるにしても、剛性のあるボディと大型のハンドルで力強さを感じます。
シルバーの装飾が朝陽に輝き、頼もしさが2割増しに思えます。
巻き抵抗の強いルアー代表として、タックルハウスのフリッツ42gも投げてみます。
空気抵抗もなかなかなものだと思いますが、このルアーでもブレーキ4が安定でした。
さて、このルアーの大型リップは非常に水受けが良く、潮流も相まって水中での引き抵抗はすさまじいものがあります。
スピニングリールだと疲れてしまうルアーですが、ジリオンTWHDならエクストラハイギアでもさほど苦無く巻き巻きできます。
あ
大型のバイブレーション35g
こちらもブレーキ4が快適な設定でした。
このサイズのバイブレーションになると手元にくる抵抗がすさまじく、エクストラハイギアでは辛いものがあります。巻き物特化のクレイジークランカー(パワーギアモデル)であればまた違うのかもしれません。
最後に投げたのは、ラパラのカウントダンエリート10g
このルアーでもブレーキ4が最適で、3だと飛行中のルアーの姿勢が崩れたりするとバックラッシュしてしまいました。ブレーキ1つの上げ下げでかかり具合がはっきり違います。
10g~40gまで、いろんなタイプのルアーを投げてみましたが、全てブレーキ4で快適に投げてしまうことができる、それがジリオンTWHDであり、マグフォース搭載の1520スプールでした。
ブレーキ調整に手間がかからないというのは、釣りに集中できるメリットになるのでこれはとても強みになると思います。
パーミング性については写真のとおり。
よほど大きな手をしていないかぎり、サイドプレート側に親指を置くことになると思います。
今回キャスティングしてみた感想ですが、2021年ニューモデルのスプール径43mmを有するタトゥーラTWでも、空気抵抗の大きなルアーのキャスティングに向いているとしてマグブレーキはマグフォースが搭載されています。
海のおかっぱりでベイトリールを使う場合、堤防の位置によっては向かい風になることが避けられなかったり、刻々と風の向きや強さが変わることもしばしあります。それにルアーの形状もウェイトもさまざまありますから、大きなルアーや、リップのついているルアー、向かい風などどのような状況下でも中距離以上のキャスティングが安定して継続できる戦闘力をもつマグフォースこそ、ソルトウォーターゲームにおいて最適解なのではないでしょうか。