用途としては、ライト寄りのミドルゲームを中心に、ベイトフィネスよりも強く、ヘビーバーサタイルよりもライト向き。とりあえず一個だけベイトリールを持っていくならこのリール というものが欲しくて、カルカッタコンクエストDCの101HGを購入しました。
中古だけれどやっぱりタカカッタ。
ほかの候補として18アルデバンMGLも良いよなぁと比べてまして、ずぅぅぅぅぅぅぅっと悩んでいた結果、見通しのきかない夜間のキャスティングでも着水時のバックラッシュが抑えられ易いであろうカルコンDCに軍配があがりました(それに、アルデバランMGLの程度の良い中古が見つからなかった)。
ただでさえ海でベイトタックルを使う物好き人は少ないのに、カルコンDCの100番となるとさらに情報量が少ないので、興味はあるけど購入に二の足を踏んでいる人の参考になれば幸いです。
説明不要なメタルボディは見るからに堅牢で、頼れる相棒としての存在感を放っています。
ハンドルの形状は18カルコンや新しく出る21カルコンと同じように見えます。
ハンドルノブの回転もスムーズで、いつまでも回したくなるほど心地良いです。
丸型ボディの見た目は好みが分かれるところですが、出っ張りが少なくて握り込みやすいので私は好印象を持っています。
スプールは33mm径と21mm幅となっており、これがMGLスプールと相まって軽量ルアーへの適応性を高めています。
17スコーピオンDCは34mm径と22mm幅のスプールでした。
軽量ルアーは苦手で、7gのキャスティングともなるとDCブレーキが全く効かず、バックラッシュばかりでした。
対してカルコンDCの100番クラスは7gのルアーでも簡単に投げられ、ミーーーーンと音を立ててしっかりDCブレーキが効いていました。
折れてしまいましたが、4フィートのショートロッドとカルコンDCを組み合わせてキャスティングした際には、低弾道でルアーが気持ちよく伸びていき、うっとりしてしまいました。これがベイトタックルの楽しいところですね。
www.berao-setouchi-fishing.com
同じi-DC5のブレーキ能力を持っていても、そのコンピュータ制御のチューニングとスプールの違いがハッキリ出ていて、カルコンDC100番の万能性が際立っています。
33mmスプールばんざい!!
外部ブレーキは5段階。夜間の釣りが多い海釣りでも安心もブレーキ設定がワンクリックで可能です。
内部ブレーキの設定は、カルコンお馴染みのカシャッと小気味いい金属音が特徴のカバーをオープンにして行います。
カルコンの場合はスプールの取り外しもクリックひとつで簡単に行えるため、釣行後の洗浄から内部の乾燥に移る手間が少ないです。
これがアンタレスDCMDやエクスセンスDCの場合、ねじを回して外さないといけないのでかなり面倒くさい。
しっかり乾燥させないと錆のもとになるので、スプールを外しやすいカルコンはメンテナンス性で上記2機種よりも一枚上手になります。小さなことだけれど、大きなメリット。
あ
軽量化が図られたMGLスプールとDCブレーキのおかげで、7gのルアーでも簡単にピッチングできます。
足元近くを狙う際に、これができるのとできないのでは快適さに大きな差があります。
これがDCブレーキの心臓部です。
そういえばDCブレーキっていうのは、マグネットブレーキの一種なのかい?
スプールを取り出したボディは金属削り出しの”工業製品”そのもの。
初使用時は16gの飛ばしウキのリグを用いました。DCブレーキを3に設定しておけば、着水時のサミングが遅れたって酷いバックラッシュになることはなく、快適に釣行できます。
集中しているときはブレーキ2で飛距離重視の釣りをして、ちょっと疲れてきたり友人と話をしながらのんびり釣りをしたいときはブレーキ3で気楽な釣りができます。
17スコーピオンDCのi-DC5では、キャスト時に高切れを起こしたりブレーキのかかりが不安定でDC音は不協和音だし、ラインの浮き上がりによるバックラッシュが頻繁に起こったりしました(個体差がある?)。
カルコンDCはミィーーーーンと綺麗なDC音を奏で、ラインの浮き上がりを見せることなく釣行できました。
カルコンDCを使った今後の釣果に期待です。