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消費税対策のため自動車税が安くなったの知ってた? / 13年を境にした重課税にみる「エコ」と「経済」

今年も自動車税の納税通知書が来ましたね。

 

 

ゴールデンウィークあたりに届いて、5月いっぱいまでに支払うよう通知がくるけど、もうちょっと早く通知来てくれないの?(笑)

 

 

でも、なんだか変わったことがあるみたいですよ。

 

 

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毎年4月1日時点で自動車を所有している人に課せられる自動車税。

 

自動車の排気量によって税額が決まっているものですが、

 

 

令和元年10月からこの自動車税が「自動車税種別割」に変わり税額が引き下げられました。

 

 

ほうほう。

 

 

しかも一時的なものではなく恒久的に。

 

具体的に排気量ごとにかかる税金は下図のように引き下げとなります。

 

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(出典:東京都主税局)

 

ただし対象となるのは令和元年10月1日以降に初回新規登録した自家用乗用車のみ

 

それ以前に所有の車には適用されませんし、

 

中古車や軽自動車は適用となっていません。

 

ん~、残念。

 

 

また、自動車購入時にかかる自動車取得税が廃止となり、代わりに自動車税環境性能割が導入されました。こっちは新車、中古車問わず。

 

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(出典:東京都主税局)

 

 

どれも今現在車を所有している人には「ふ~ん」っていう内容でしたね。

 

ちょっと安くなるのかなぁと期待しましたが。

 

今回の通知をきっかけに調べてみたらこんなに税変更があったんだと、今になって知りました(遅すぎ)。

 

 

あ、、、自動車税が見直されたのなら、

 

 

新規登録から13年経過した古い車にかかる自動車税はどうなったの?

 

 

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残念ながらこちらは変更なし

 

ハイブリッド車を除くガソリン車とLPガス車にはこれまでどおり、13年過ぎた場合は約15%の重課となります。

 

令和2年からの重課対象は、平成19年3月31日以前に新車新規登録した車となります。

 

ディーゼル車の場合は平成21年3月31日以前に新車新規登録した車が重課対象です。

 

べらおが現在所有している2代目プリウスはハイブリッド車なので重課の対象とはなりませんが、

 

 

もし重課されていた場合は34,500円 → 約39,600円(排気量1500cc超~2000cc以下)

 

 

軽自動車だって重課の対象となります。

(初度検査年月日が平成27年4月1日以降の場合10,800円 → 13年経つと12,900円)

 

 

さらに車検時に支払う自動車重量税の場合は13年以上で重課、18年以上でさらに重課という厳しいもの。

 

1.5トン車の車検の場合、エコカー以外の車で13年未満24,600円、13年~18年未満で34,200円、18年~は37,800円。

 

高いぞ! 高いぞ!

 

 

13年経過車に自動車税と自動車重量税のダブルパンチで搾取するなんて、

 

古い車に乗っているだけでとした酷い内容。

 

自動車税の話になると毎回思うんですけどね。

 

 

古い車に税金を高くかけるのはおかしい。

 

 

なぜ13年経つ古い車に重課をかけるのか?

 

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それはひとえに環境性能の良い新車の「エコカー」への買い替えを促すため。

 

エコカーへの減税と古い車への重課で、車の出す二酸化炭素排出量を減らす、地球環境への負荷の少ない車を増やしたい、というのが体のいい理屈なんだろうけど、どう考えたって国と自動車業界が癒着して新車の販売促進をするために仕組んだ税体制となっている。

体のいい環境性能を盾に、実際は経済活動に重きを置いたことをしている。

そう勘ぐるのも無理じゃない。

 

 

エコな新車を買うことが本当に「エコ」?

 

身近なところだと、ゴミを捨てる際にはリサイクルの規定が国によって定められています。

いわゆる3R。リユース、リデュース、リサイクル。

 

資源有効利用促進法や自動車リサイクル法など、ゴミを減らし、資源を無駄にしない循環型社会を目指すための法律を国は定めているのに、古い車を大事に使っているユーザーに重い税をかけて手放すよう仕向ける車の税は、リサイクルの考え方に矛盾かと。

ものを大事に使うとか、勿体ないとかという精神面からしても違和感。

 

 

まだ使えるものに高い税をかけて捨てさせる車の税構造はやっぱり変。

 

環境に対するエコよりも、さまざまな組織のエゴにまみれた税のように映るのは私だけでしょうか。

 

 

新しい車は環境性能が向上しているというけれど、車が地球にかける負荷は燃費だけの話じゃなく、開発~製造~流通~使用~廃車に至るまでに及びます。

電気自動車やハイブリッド車など、通常のガソリン車よりも多くの資源を製造に必要とする車には、その材料調達の段階で様々な国から資源発掘のための環境負荷や、船や航空機という輸送による環境負荷をかけて製造しています。

 

つまり、車の環境負荷は、車が走る前から始まっているのです。

 

また、電気自動車やPHVがエコに走れるには、その充電にかかる電力を太陽光や風力といった再生可能エネルギーで賄えるかどうかにかかっています。発電のために化石燃料を燃やしているんだったらガソリン車と変わらないから。

 

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自動車が開発から製造、走行、廃車に至るまでに排出する二酸化炭素生涯排出量の統計は存在しないため、電気自動車やハイブリッド車とガソリン車の地球環境に対するエコ度合いの比較は簡単には出来ません。

けれど、製造過程にかかる環境負荷が大きいのはいわゆる「エコカー」であることは火を見るより明らか。

 

あとはそこから”どれだけ走るか”。

 

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走行距離における環境負荷の面で徐々にエコカーとガソリン車との差が縮まり、次第にエコカーの方がエコになっていく。

 

そういう構図になるんじゃないかな?

 

環境に対する負荷の面から税をかけるのは良いですが、単純に登録年数で区切って重課するのではなく、走行距離で考えるとか、程度の良いクラシックカーにはむしろ優遇措置を設けて日本のモノづくり文化を大事にするとか、見直しをして欲しいものです。

 

 

古い = 悪 みたいな構造に持っていこうとする税体制は止めて欲しい。

 

 

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車は釣りにおいても非常に重要な相棒です。

 

お気に入りの愛車を大事に乗り続けることも立派なエコ活動だと思い、記事にさせてもらいました。

 

 

リンク:

↓中古車視点で選んでみました↓

釣りにもファミリーユースにも最適な車6選!

www.berao-setouchi-fishing.com

 

↓自動車税変更内容の説明↓

東京都主税局

令和元年10月1日から自動車の税金が変わりました | 自動車税 | 税金の種類 | 東京都主税局

 

↓日本の車の税やエコカーの考え方で参考にしたもの↓

古いクルマの持ち主を苦しめるイジメ重課税はおかしい!!【旧車を大事に】 - 自動車情報誌「ベストカー」

魅惑の「旧車」乗り続けるの大変? 欧州では優遇措置も|社会|地域のニュース|京都新聞

古いクルマに乗ることは「罪」なのか? 「自動車税のグリーン化」をもう一度考える | 乗りものニュース

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